みなさんはパチンコや競馬、競艇などのギャンブルをやりますか?
ギャンブル依存症はギャンブルを繰り返すうちに依存してしまう病気です。
もしかしたらあなたも気づかないうちに依存しているかもしれません。
この記事は以下の方におすすめです!
・ギャンブル依存症について知りたい方
・家族がギャンブルにはまっている方
依存症の種類
依存症には大きく分けて2種類あります。
【物質への依存】
アルコールや薬物など依存性のある物質を摂取し続けることで依存する症状
【プロセスへの依存】
ある特定の行為にのめり込み依存してしまう症状
ギャンブル依存症は【プロセスへの依存】になります。
プロセスへの依存はギャンブルの他にゲームやスマホの依存があります。
ギャンブル依存症は初めから依存するのではなく、ギャンブルを繰り返すことで依存症に
なってしまいます。
ギャンブル依存症
ギャンブル依存症はWHO(世界保健機関)にも認定された病気です。
ギャンブル依存症はギャンブルにめり込んでしまい”やめたくてもやめられなくなる”
精神疾患のひとつになります。
ギャンブル依存症になってしまうと自分で感情のコントロールできず日常生活や
社会生活にも支障が出てきます。
ギャンブルをしているとドーパミンという神経伝達物質が分泌され快感や高揚感が得られます。
また、ギャンブルをやり続けると快感や高揚感が徐々に鈍感になりもっとギャンブルを
やりたい欲求にかられます。
さらに日常生活で高揚感を覚えにくくなるといわれています。そのためギャンブルでしか
快感や高揚感が得られなくなりギャンブル以外の事に興味を持てなくなります。
結果さらにギャンブルにハマってしまうのです。
パチンコと脳
パチンコの場合激熱リーチや○○ゾーンなど多くの演出があります。大当たり以外でも
派手な音や光の演出で脳内の報酬系(ドーパミンと関係している)が活発になります。
パチンコ屋に行ったときパチンコの強烈な光と大音量で目や耳が痛くなることが
あると思います。このような異常な環境で脳を錯覚させパチンコを何時間も
打ち続けられるよう演出します。
客は無意識に脳をコントロールされているのです。
パチンコを続けているとドーパミンの快感も次第に慣れてしまいます。そして同じ快感を
得ようとこれまで以上の金額を使ったり、見返りの大きいギャンブル台をやったり
行動がエスカレートしていきます。
ギャンブル依存症の症状
ギャンブル依存症にはいくつかの症状があります。
次に紹介する症状がいくつも当てはまると要注意です。
・ギャンブルの賭け金がどんどん増える
・つらい気分を紛らわすためにギャンブルをする
・ふとしたときにギャンブルのことを考えてしまう
・ギャンブルのことで噓をつく
・ギャンブルで人間関係を失ったことがある
・ギャンブルで借金をつくり誰かにお金を借りたことがある
ギャンブル依存症は繰り返しギャンブルをすることで脳内に”ギャンブル=報酬”という
回路ができており一生その回路が脳に残ってしまうようです。
ですから昔ギャンブルにハマっていた人は完全にやめれたわけでなく一時的に
やめている状態です。ちょっとギャンブルをやってみようと手を出すのは
やめた方が良いです。
私の過去にいた知り合いでパチンコにハマっている人が3人いました。仕事終わりや
休みの日にはお金が尽きるまで毎日行っていました。給料日前にはいつもお金が無く
たばこ代すらない人や食事に誘っても断られてしまうことがよくあります。
私もたまにパチンコに行っていましたが、すっかりハマっている3人と一緒に
パチンコへ行くといくつか共通点があることに気づきました。
それはパチンコをしているとき人が変わったように無言になり目つきが変化します。
近寄りがたいと表現できます。そして平気でお金を借りようとしてくるのが3人の特徴でした。
ギャンブル依存症の相談
ギャンブル依存症は病気であり、やりたい衝動がおさえられないので自力で治すのは
難しいといわれます。あなたがギャンブルで悩まれているならひとりで悩まず
専門機関に相談することをお勧めします。
家族の方がギャンブルにハマり悩まれている方も取り返しがつかなくなる前に
相談することをお勧めします。ギャンブル依存症は当事者である本人がギャンブルに
ハマっていることを認めたくない傾向があるようです。
そもそも注意してギャンブルをやめることができれば、これほどギャンブル依存症が
社会問題化しません。本人の為にも家族の為にも専門機関に相談することが必要だと思います。
まとめ
残念ながらギャンブルは身近な存在になっているため誰でもギャンブル依存症になる
可能性があります。
できるだけギャンブルに近づかないことが賢明です。
今回の記事をまとめると
・ギャンブル依存症はWHO(世界保健機関)に認定された病気
・ギャンブル依存症は脳の仕組みが変化してしまう
・ひとり又は家族だけで悩まず専門機関に相談する
最後までお読みいただきありがとうございました。
アルコール依存症の記事もありますのでよかったら読んでください。