この記事では米国株のサーキットブレーカーについて解説します!
サーキットブレーカーは米国株ではコロナショック時に発動しています。また、他の市場
でも2016年に中国株式市場でサーキットブレーカーが発動しています。
滅多に発動しない為サーキットブレーカーが発動すると平常心ではいられなくなる人が
多いと思います。
株価が急落してもパニックにならないようサーキットブレーカーを知っておくことは大切です。
サーキットブレーカーとは?
サーキットブレーカーは”株価指数S&P500”の株価急落時に発動する売買停止制度です。
※S&P500とは
S&P・ダウ・ジョーンズ社が選出した株価指標。ニューヨーク証券取引所や
NASDAQに上場している企業の中から代表的な企業500社の株価指数
実際サーキットブレーカーは2020年3月9日のコロナショックで発動しています。
サーキットブレーカー発動条件
米国株ではサーキットブレーカー発動条件が3段階あります。
レベル1
現地取引時間9:30~15:25の間にS&P500が前日終値より7%下落した場合、15分間取引停止
レベル2
現地取引時間9:30~15:25の間にS&P500が前日終値より13%下落した場合、15分間取引停止
レベル3
現地取引時間中にS&P500が前日終値より20%下落した場合、終日取引停止
サーキットブレーカー発動時の注意点
サーキットブレーカー発動時は株価の急落だけでなく証券会社との取引でも
システム障害や注文失効など通常と異なる場合があります。
システム障害
サーキットブレーカー発動時に限りませんがアクセスが集中することでシステム障害に
なる証券会社があります。
実際に私も2022年3月9日のコロナショックで証券会社にログインできない状態がありました。
各証券会社のホームページにはシステム障害発生時の対応が明記されています。
注文できないときでもあわてないように自分が取引している証券会社のホームページを
確認しましょう!
証券会社はほとんどの場合システム障害が発生してもお詫びで済ませます。
規約に明記しているためどうすることもできませんが自分で対策するしかありません。
これから米国株を始める方はシステムが安定している証券会社を選ぶのも良いと思います。
注文失効
サーキットブレーカー発動時は発注した注文は”失効”する場合があります。
損切りや逆張りで指値注文していても取り消されてしまう場合があるので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私自身リーマンショックやコロナショックを経験していますがとても平常心でいるのは難しいです。
○○ショック時は株価が一方通行で急落するわけではなく乱高下を繰り返すことが
多く精神的に揺さぶられます。
パニックになって不本意な取引だけは絶対に避けなければなりません。
1度ご自身の取引している証券会社のホームページでシステム障害時の対応だけでも
確認することをおすすめします!
私が経験してきた株取引の歴史を書いた記事がありますのでよかったら読んでください。