みなさんは防犯意識が高いですか?
この記事ではいつ被害者になるかわからない侵入犯罪について紹介します。
侵入犯罪は手口や侵入者の行動心理を知って対策すれば被害に遭う確率も低くなります。
防犯意識があまり高くない方にぜひ読んでほしい記事です!
侵入犯罪とは
侵入犯罪は住居などの建物に侵入して行われる犯罪です。
侵入窃盗…住居などの建物に侵入し金品を盗む
侵入強盗…住居などの建物に侵入し凶器などで家人を脅し金品を盗む
侵入窃盗の中で一戸建て住宅や共同住宅をねらう『空き巣』『忍込み』『居空き』を
住宅対象侵入窃盗といいます。
空き巣…家人が不在時に侵入して金品を盗む
忍込み…夜間に家人の就寝を見計らって侵入し金品を盗む
居空き…家人が在宅していて昼寝や食事などをしている隙に金品を盗む
私が被害に遭ったわけではありませんが”忍込み”の実例を紹介します。
私が以前会社の寮に住んでいたときの出来事です。
部屋は8畳ほどの部屋のみでトイレは無く隠れる場所もありません。
被害者は夜間に無施錠で寝ていましたが犯人は部屋に侵入して財布を盗んでいます。
被害者もまさか8畳のみの部屋に在宅中侵入されるとは思っていなかったと思います。
部屋の外から部屋の中が見えないので犯人はドアを開けて被害者と鉢合わせていたら
どうするつもりだったのでしょうか?
この話を聞いてから私も部屋の施錠はしっかりするようになりましたが、世の中には
一定数の悪(ワル)がいることを認識しておかないといけないですね。
侵入窃盗
侵入窃盗では一戸建住宅の被害件数が37%と最も多くなっています。
また、侵入窃盗の手口は空き巣が31.5%、忍込み13.5%、居空き2.7%の割合になっています。
個人的な感想ですが侵入者は意外と大胆だと感じます。それは忍込みや居空きの多さです。
侵入者と家人が出会ってしまう危険があるにも関わらずこんなにも多いことに恐怖を感じます。
侵入強盗
侵入強盗の被害件数では商店が43.1%と最も多く次に一戸建て住宅23.9%の割合になります。
また、侵入強盗に伴う身体犯は135件(令和2年)になります。
※侵入強盗に伴う身体犯とは侵入強盗のうちで強盗殺人・致死、強盗傷人、
強盗強姦(強盗・強制性交等)です。
侵入強盗が1年で135件も発生していることは本当に残念ですがこれが現実です。
侵入者のプロファイリング
令和2年の侵入窃盗の認知件数が44,093件もあることを考えると自分もいつ被害に
遭うかわかりません。
侵入者は当然ですが入りやすい家を狙ってきます。
被害に遭わない為にも侵入者の行動心理を理解しておくことは大切です。
ここでは侵入者の行動心理について紹介します!
※警察庁すまいる110番『侵入者プロファイリング』を参考にしています。
侵入者の下見
侵入者は下見をするケースが多いようです。
侵入者が周辺の下見で気にすること
・人通りや人目が少ないか
・入り易く逃げ易いか
・留守の家が多いか
侵入者が家の下見で気にすること
・留守
・入り易く逃げ易い
・隣近所からの見通しを気にする
侵入者が侵入した家を選んだ理由は以下のグラフになります。
【出典】警察庁すまいる110番
”侵入した家を選んだ理由”で1番多いクレセントとは下の写真(錠金具)になります。
一戸建て住宅の方は強化ガラスにしたり、ベランダから侵入されないように
足場を無くす、見通しを良くするなどの対策があります。
侵入口
一戸建て住宅で1番多い侵入口は窓からの侵入になります。
侵入者は窓ガラスを破って手を伸ばしクレセント錠をはずして侵入します。
また、共同住宅(3階建以下)でも窓からの侵入が49.5%で1番多くなっています。
共同住宅(4階建以上)では表出入口が57.8%で最も多く、窓からの侵入は30.1%で2番目に多くなります。
その他
侵入者は地域住民の連帯感を知るためにゴミを見るようです。指定日以外にゴミが
出ていないかチェックしてルールが守られていない地域では連帯感がないと判断でき
侵入者に安心感を与えてしまいます。
侵入されるポイントの1つに侵入時間があります。侵入者は侵入に手間取り
5分掛かると7割があきらめ、10分以上掛かるとほとんどあきらめるようです。
侵入をあきらめた理由で多いものが近所の人に声を掛けられたりジロジロと
見られることです。侵入者は近所づきあいが良く、連帯感のある住宅街を嫌います。
最後に
いかがでしたでしょうか?
私が衝撃を受けたのは在宅中に侵入者が入ってくる”忍込み”や”居空き”の多さでした。
怖いのは侵入者と鉢合わせて侵入窃盗だったはずが侵入強盗になる危険があることです。
自分や家族のためにも防犯意識を高めることはとても大切なことですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後も他の犯罪をこのブログで紹介していきたいと思います。
特殊詐欺について書いた記事もありますのでよかったら読んで下さい。